建築板金技能士
建築板金技能士の概要
けんちくばんきんぎのうし
建築関連の資格には設計技術や建設技術に関わるもの、コスト管理などに関するものなど数多くの資格がありますが、その中には建築板金工事に関するものもあります。それが建築板金技能士です。
建築板金技能士とは？
建築板金技能士は、住宅やさまざまな建物の建築に関する板金工事の技能を認定することを目的とした資格です。そのため、建築板金工事の仕事に役立つ資格といえます。板金工事は資格がなくてもできる仕事ですが、この資格を取得することによって客観的な技能レベルを証明することができるようになります。屋根や建物の板金の板金工事は、雨どいや外壁接合部などが関連していることが多く、建物の機能を長期間維持するために重要な役割を果たすことになる仕事といえます。また、屋外や高所での作業も多く危険と隣り合わせの仕事であるため、安全管理も重要なポイントとなります。建築板金技能士は、内外装板金作業とダクト板金作業の2種類の資格に分かれています。似たような資格としては工場板金技能士があげられますが、こちらの資格は工場内での板金作業技能の検定試験ですので、建築板金技能士とは作業内容が異なります。
この資格を取得して仕事をする人の多くは建築現場などで板金工事を行うことになります。平均的な年収は400万円前後です。個人の技能や勤めている会社の業績、業界内のポジションによって大きく違ってきますので、平均年収はあくまで目安程度と理解しておく必要があるでしょう。この資格があると有利になる職種としては、板金工事を伴う建設現場の仕事が多い建築会社です。新築住宅やリフォームを多く手掛けたり、工場などの大規模建築物を取り扱ったりする建築板金専門の会社に勤務すると有利になるでしょう。
