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発破技士

発破技士の概要

はっぱぎし

トンネル工事や採掘現場で欠かせないもののひとつにダイナマイトがあります。しかし、火薬類の取り扱いにはかなりの危険が伴うため、作業員なら誰でも使用してよいというわけにはいきません。当然、使用には資格が必要となります。

発破技士とは?

発破技士は国家資格であり、それを取得することで火薬類を爆破させるプロセスとして欠かせない、穿孔、装填、点火を行えるようになります。また、不発の際の残薬点検や後処理も発破技士の重要な役割です。

ちなみに、発破技士と同じ業務を行うことができる資格には、鉱山保安技術職員と火薬類取扱保安責任者があります。しかし、このうち、鉱山での安全管理業務を行う鉱山保安技術職員の資格試験は2004年に廃止されたため、新たに取得を目指すことはできません。一方、火薬類取扱保安責任者は発破技士の上位資格であり、火薬類の爆破の他に保管や販売ができるのが特徴です。つまり、花火師や火薬販売店などの職に就くことが可能なのです。それに対し、発破技士が行えるのは爆破関連だけです。ただ、そうはいっても、取扱を間違うと大事故につながりかねない点は同じであり、重大な責任を負っていることには変わりありません。

この資格を活かした就職先としては、採石関係会社や土木工事関係の会社などが挙げられます。仕事の内容は作業現場において火薬やダイナマイトを使用して山や、岩を切り崩し、あるいは不要になった建築物や構造物を破壊する作業がメインです。

年収は会社や仕事の内容によっても異なりますが、危険を伴う仕事だけに一般の仕事より高めの傾向にあります。また、発破技士がいないと爆破作業ができないため、給料とは他に月に数万円程度の資格手当がつく場合もあります。発破技士として実績を積んでいった場合、40歳で500万円~600万円程度がひとつの目安だと言えるでしょう。