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補償業務管理士

補償業務管理士の概要

ほしょうぎょうむかんりし

私たちが毎日利用する道路、橋、公園などは国や地方自治体による公共工事によって造られています。しかし、その際に問題となるのが、土地の取得です。道路や公園を作る土地を確保するにはそこに住んでいる人々に引っ越してもらったり、建物を移転してもらったりする必要があります。そして、その補償をどうするかというのは非常にデリケートな問題を含んでいます。

補償業務管理士とは?

公共工事における土地の補償問題を専門に扱う仕事に補償コンサルタントがあります。この仕事は信用が大切なため、国土交通大臣の登録を得られるかどうかが大きなポイントとなります。ただ、登録を得るためには「土地調査」「土地評価」「営業補償」など、定められた登録8部門でそれぞれ補償業務管理責任者を置く必要があるのです。しかも、責任者には誰でもなれるわけではなく、「登録部門にかかわる補償業務に関して7年以上の実務経験があるか、国土交通大臣がそれと同程度の経験を有すると認定した者」でなければなりません。そして、「国土交通大臣がそれと同程度の経験を有すると認定した者」に相当するのが補償業務管理士というわけです。補償業務管理士自体は民間資格ですが、同時に、国の事業にかかわる重要な役割を担っていると言えます。

この資格を活かした就職先としては、補償コンサルタント部門のある不動産や住宅関連企業などが挙げられます。年収は会社や地域によっても異なりますが、350万円~450万円程度が一応の目安です。

また、補償業務管理士の上位資格として総合補償士があります。公共用地行政のスピード化が求められる時代背景の中で、用地補償業務全般に対して高いスキルと広い視野を持つ人材確保・育成のために生まれた資格です。当然、補償業務管理士よりも難易度は高く、試験に合格するのは容易ではありませんが、これを取得することで大きなキャリアップにつながる可能性があります。