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酸素欠乏危険作業主任者

酸素欠乏危険作業主任者の概要

さんそけつぼうきけんさぎょうしゅにんしゃ

"人間が生きていく上で酸素が不可欠なことは誰もが知るところで、厚生労働省によると、酸素濃度が16%以下になると頭痛や吐き気が起こるようになり、6%以下になると死に至ります。

ここでご紹介する酸素欠乏危険作業主任者は人間の体を酸欠から防ぐ大切な仕事です。

酸素欠乏危険作業主任者とは?

メタンガスの噴出場所や溶接作業現場、トンネルのような密閉された環境など空気中の酸素濃度が低下している場所で作業を行う場合、酸素欠乏状態の空気を吸入して、酸素欠乏症になる危険性があります。酸素欠乏危険作業主任者とは、このような現場で作業をする作業員たちが酸素欠乏症に陥らないように作業方法の正しい選択や換気装置の使用状況の監視を担う専門家です。労働安全衛生法に基づき、認められている国家資格です。

かつて労働安全衛生法第76条が改正されるまでは酸素欠乏危険作業主任者は一種と二種に分かれており、二種の資格を有している者だけが硫化水素中毒防止のための安全対策を行うことができました。現在では酸素欠乏危険作業主任者とその上位資格である酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者に分かれています。その名前が示しているとおり、二種の資格保有者、すなわち酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者は硫化水素中毒危険作業場所においても業務を行うことができます。

酸素欠乏危険作業主任者と同様、作業主任者の資格には有機溶剤作業主任者があります。この仕事も作業員の命を守る業務ですが、酸素欠乏危険作業主任者と異なり、有機溶剤による汚染から身を守るために業務を担います。

講習だけで取得できる資格のため、酸素欠乏危険作業主任者の資格を取得したからといってすぐ給与の高い会社で勤務できるわけではなく、月収18万円から25万円といわれています。国家資格であるため、建設会社への就職に有利となるでしょう。