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鉛作業主任者

鉛作業主任者の概要

なまりさぎょうしゅにんしゃ

「鉛作業主任者」の資格を持っている人は、鉛を扱う事業所では必ず必要です。あまり聞き慣れない資格ですが、鉛作業主任者は国家資格です。

鉛作業主任者とは?

「鉛作業主任者」は、労働者がハンダ付けや鉛蓄電池を製造などに従事する時に、鉛中毒にならないように管理する国家資格を持っている人を指します。作業のしかたを指導したり、換気などの作業環境への配慮をしたりするのが仕事です。電線の製造や蓄電池の製造、ハンダ付け作業のある事業所では必須の資格なので比較的求人が多く、年収はおおよそ600万円前後としている事業所が多く見受けられます。

鉛はゆっくりと体内に蓄積されていき、鉛中毒になると吐き気・倦怠感・貧血などの症状が現れます。鉛は釣りの錘やペンキに含まれていますが、日常生活では触った後にきちんと手を鉛中毒になるような心配はありません。しかし、仕事として鉛に長時間触れる必要のある場合は、慢性的な中毒になる恐れもあるので、「鉛作業主任者」が労働者の安全を確保する必要があります。「鉛作業主任者」には、労働者が作業する場所の換気方法は確保されているか、労働者が自分の身を守る保護具をきちんと使用しているかなど監督し、万が一鉛に汚染されているのを発見した時は鉛を安全に除去するという重要な役割があります。

同じ「鉛」という言葉の似たような名前の資格で「四アルキル鉛等作業主任者」という国家資格もありますが、「鉛」と「四アルキル鉛等」では形状や持っている性質も製造される物も大きく異なるので「鉛作業主任者」とは別に分けられています。「四アルキル鉛」は揮発しやすい匂いの強い無色の液体で強い神経毒性を持っているので、より特別な注意が必要になります。