ポンプ施設管理技術者
ポンプ施設管理技術者の概要
ぽんぷしせつかんりぎじゅつしゃ
ポンプ施設管理技術者は、ポンプ施設の施工管理、維持管理のために設置された専門資格で平成11年に創設された民間資格です。
ポンプ施設管理技術者とは?
ポンプ施設管理技術者は、一般社団法人河川ポンプ技術協会(APS)が認定するポンプ施設の施工管理、安全管理に関する専門の民間資格です。建設業法上、ポンプ施設の工事時の技術者として適用される国家資格は技術士のみだったこともあって、よりポンプ施設に関する専門技術の向上を目的として平成11年に創設された資格です。したがって建設業許可などで選任が義務付けられている「主任技術者」や「専任技術者」となることはできませんが、建設業界では珍しいポンプ施設工事のプロフェッショナルとして高い評価を受けることができます。
ポンプ施設管理技術者には2級と1級の区分があり、業務と役割に従って次のような職能を証明することができます。
1級ポンプ施設管理技術者
ポンプ施設の建設工事において、建設業法に定める「主任技術者」又は「監理技術者」と同等の業務を行うことができ、またポンプ施設の維持管理においては国土交通省の定める「揚排水機場設備点検・整備指針(案)」に示された「点検・整備管理技術者」と同等の業務を行うことができる技術者として評価される。
2級ポンプ施設管理技術者
ポンプ施設の維持管理において国土交通省の定める「揚排水機場設備点検・整備指針(案)」に示された「点検・整備管理技術者」と同等の業務を行うことができる技術者と評価される。
つまり1級はポンプ施設工事の責任者としての能力を認定し、2級ではポンプ施設の維持管理をする技術者としての能力を認定するというかたちとなっています。