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公害防止管理者

公害防止管理者の概要

こうがいぼうしかんりしゃ

工場でものを製造する際、避けて通れないのが公害問題です。対策として、国は法律によって公害が発生する可能性がある工場を特定し、公害防止管理者の選任制度を義務付けました。

公害防止管理者とは?

日本の工場では、自動車や電子製品などの生活用品をはじめ、さまざまなものが製造されています。しかし、それによって排出されるガスやダイオキシンなどにより、公害を発生させてしまう問題がありました。そこで特定の工場に対して公害を防止する組織の設置が義務付けられ、公害防止管理者を選任しなければならなくなったのです。公害防止管理者は大気汚染、騒音などの公害防止のため、条例遵守を助言したり、工場内の施設の維持や作業の仕方など専門的知見により監督したりする仕事を担います。公害防止管理者の存在により、良好な環境を保ちながら工場で製造業務が行えるようになったのです。なお、特定の工場の対象となる業種は製造業、物品の加工業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業です。上記の業種の中で、ばい煙発生施設、一般粉じん発生施設、特定粉じん発生施設、汚水等排出施設、騒音発生施設、振動発生施設、ダイオキシン類発生施設が設置されている工場に公害防止管理者を設けなければなりません。

公害問題など環境に関連する資格者に環境管理士があります。環境問題に関する分析、調査、測定などを行い、環境保全をはかって人々の生命や財産を守るのがこの資格者の仕事です。公害防止管理者は国家資格であるのに対し、環境管理士は民間資格だという違いがあります。

公害防止組織の設置義務が課せられる場合が多い化学関連企業へ就職する場合、公害防止管理者の資格を活かせるでしょう。就職後の収入は、月収にすると25万円から40万円程度、年収は400万円から600万円程度になります。