塗装職人
塗装職人の概要
とそうしょくにん
建築現場や自動車工場などあらゆる現場で必要とされる塗装職人の仕事。色を付けるという以外にも、抗菌、防臭、防サビなど重要な役割を担っています。
塗装職人とは?
塗装は、物や場所をデザインしたり雨風から保護したりするために塗料を使って表面を覆うことをさします。その塗装という作業を専門で行うのが塗装職人です。塗装する物や場所によって、ハケやローラー、スプレーなどの道具を使いわけます。ときには、電流を流して塗装を行う「電着塗装」、プラスの静電気で覆って塗装する「静電塗装」、粉末の塗料を静電気によって貼り付ける「粉体塗装」などを行うこともあります。塗装方法は、クライアントとの話し合いによってベストな方法が選択されます。
多くの場合塗装は、「建築塗装」「金属・木材塗装」「自動車・バイク塗装」に分けられます。建築塗装では、ビルや住宅、公共施設などあらゆる建物を塗装します。屋根や外壁、内壁や床などをデザイン性を兼ね備え保護する役割があります。金属・木材塗装は、各製品のサビ防止や木の腐敗を防ぐために行われることが多いです。木材の場合は、塗装によって木目の美しさを表現できることもあり商品価値を高める作業として重要です。自動車・バイクの塗装は生産時に行うこともあれば、修理やメンテナンス時に行うこともあります。
塗装には表面を塗料で覆うだけでなく、3つの工程があります。表面を平らにし、サビ止めや耐水加工などを施す「下地工程」、色を調合し塗装する「塗装工程」、やすりで磨きつやを出す「磨き工程」の3つです。すべての作業を丁寧に行うことで、耐久性やデザイン性に優れた塗装が完成します。