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情報配線施工技能士

情報配線施工技能士の概要

じょうほうはいせんせこうぎのうし

21世紀以降、インターネットは急速なスピードで普及し、一般家庭でも当たり前のように使われるようになりました。それに伴い、重要度を増してきているのが、インフラ維持のための配線技術です。

情報配線施工技能士はそんな時代の要請によって誕生した資格だと言えます。

情報配線施工技能士とは?

国家資格である技能士には多くの種類がありますが、情報配線施工技能士もその中のひとつです。廃止された眼鏡レンズ加工技能士と入れ替わる形で登場したのは比較的新しく、2004年のことです。この資格は光ファイバー接続、コネクターの組立て、屋内の配線施工などを行う際に、一定のスキルを保証するためのものです。たとえ資格がなくてもそれらの作業は行えるのですが、資格を取得することで確かな知識や技術を持っていることの証となり、仕事をする上での信用につながります。資格は1級、2級、3級の3種類があり、それぞれ上級、中級、初級のスキルを有していることを示しています。また、情報配線施工技能士は名称独占資格であるため、資格取得者以外の者がその名を名乗ることはできません。しかも、取得者自身が名乗る場合も「1級情報配線施工技能士」という具合に等級も含めて正式名称を名乗らなければならないため、略称表示などは不可です。

この資格を活かした就職先としては電気工事会社や通信ネットワーク設備会社などがあります。情報配線施工技能士は業界内でも高い評価を受けているため、就職や転職の際には優遇される可能性は高いでしょう。有資格者だけの給与データはありませんが、電気工事会社などに就職するのであれば年収350万円~500万円程度が目安となるでしょう。あとはそこに資格手当がつくかどうかです。

ちなみに、情報配線施工技能士と同じく、配線工事のための資格と言えるものに「電気通信設備工事担任者」あります。ただし、こちらは回線と端末設備の接続工事を行ったり、その工事の監督をしたりするための資格であり、無資格では行えない業務を扱う業務独占資格です。配線工事の技能だけが問われる名称独占資格の情報配線施工技能士とは性格が異なります。もし、技能士の次にこの資格も取得すれば仕事の幅が広がり、キャリアアップの足掛かりとなるでしょう。