29,670社が登録する建設工事受発注プラットフォームCraftBank(クラフトバンク)

建設会社のビジネスマッチング/外注・発注・協力会社探し【建設業界企業検索クラフトバンク】 協力会社を探す 案件を探す クラフトバンクオフィス セミナー 職人酒場 クラフトバンク総研
会員登録(無料)

毒物劇物取扱者

毒物劇物取扱者の概要

どくぶつげきぶつとりあつかいしゃ

企業の業務で毒物や劇物を取り扱う場合、法律の規定にしたがって行わなければなりません。そのため、毒物劇物取扱者の資格制度を設けています。

毒物劇物取扱者とは?

製造業や販売業などにおいて、水銀、硫酸、薬などを取り扱う場合がありますが、人の身に害を及ぼす可能性があり、衛生上によくありません。また、盗難にあって犯罪に悪用されてしまう可能性もあります。そのようなことから、これらの物質を法律によって毒物または劇物と定め、必要に応じて取締りをしているのです。毒物や劇物を製造、輸入、販売する場合、事前に福祉保健局へ登録しなければなりません。さらに毒物や劇物を取り扱う施設には、その専門知識を有した資格者を配置しなければならないのです。この資格者が毒物劇物取扱者です。毒物や劇物を施設内で適正に扱われるようにするため、毒物劇物取扱者が必ず関与します。毒物劇物の管理方針や計画の策定、作業する場所の改善、構造設備の適正に保たれているのかを指導したり、監督したりする仕事を担うのです。これによって、取り扱った毒物や劇物がまわりの人や環境へ及ぼす悪影響を予防することができます。

毒物劇物取扱者の資格は、毒物や劇物を取り扱う企業で需要があります。具体的には、工場、毒物や劇物の販売業者、輸入業者が該当します。また薬局においても毒物や劇物の知識を活かせるでしょう。毒物劇物取扱者として企業へ就職した場合、営業職の場合は月収20万円から30万円程度、製造業の場合は、20万円から25万円程度です。ただ、製造票の場合、責任者的な地位になると年収500万円以上を目指せます。

人の身に害を及ぼす物を取り扱う点で、危険物取扱者があげられます。危険物とは、放置しておくと爆発したり、中毒などの災害を引き起こしたりする可能性のある物のことです。毒物及び劇物は毒物及び劇物取締法で取り扱いを規制されている物であるのに対し、危険物は消防法で定められている物という違いがあります。