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防犯設備士

防犯設備士の概要

ぼうはんせつびし

単純な構造の鍵ひとつで家を守っていた時代と比べ、現代の防犯設備の進歩には目を見張るものがあります。しかし、設備だけ素晴らしくてもそれだけでは万全とは言えません。常に犯罪者の手口を研究し、最高のパフォーマンスを発揮できるように防犯設備の運用、管理を行っていく必要があります。

そして、その中心的な役割を期待されているのが防犯設備士です。

防犯設備士とは?

防犯設備士は警察庁所轄公益法人の「日本防犯設備協会」が認定する民間資格です。この資格を取得すると防犯設備機器について正しい知識を有しているだけでなく、「犯罪者の手口にも熟知しており、それを踏まえた上で防犯対策を指導できる専門家」である証となります。安全な社会づくりの一端を担うという意味では資格の持つ意味は決して軽いものではありません。そのためか、2013年以降の資格取得者に対しては3年ごとの資格更新が義務付けられています。

資格の具体的な活用方法としては、防犯設備メーカーの新人に防犯意識の自覚を促すために資格を取得させたり、名刺などに肩書として記載することによって取引相手に安心感を与えたりといったものが考えられます。ただ、この資格を単体で就職に結びつけるのは難しいでしょう。電気工事士、消防設備士、危険物乙種四類などといった他の資格と併せ、アピール材料として活用するのが一般的です。

資格を活かした具体的な就職先としては、防犯システムのコンサルティングや運用業務を行っている会社などが考えられます。年収は会社によっても異なりますが、300万円~500万円程度がひとつの目安となるでしょう。

なお、防犯設備士の上位資格としては総合防犯設備士があります。これは防犯設備士の実務経験があり、防犯設備の審査や監査を行う人のための資格です。その難易度は非常に高く、2016年の時点で防犯設備士が約2万5千人いるのに対して、総合防犯設備士の数はわずか350人ほどです。