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ブロック塀診断士

ブロック塀診断士の概要

ぶろっくべいしんだんし

日本は世界有数の地震大国ですが、その住宅の多くにはブロック塀は使われています。自身による倒壊の危険にもかかわらず、こうしたブロック塀の安全点検などを行うための専門資格は長らくありませんでした。

ブロック塀診断士とは?

「ブロック塀診断士」は、日本の住宅や建物などで非常に使用頻度の高い「ブロック塀」の安全基準遵守や調査点検についての専門知識を持つ技術者を認定する資格です。ブロック塀は地震大国日本において、真っ先に倒壊対策を取らなければならない構造物であるにもかかわらず、その専門となる知識やノウハウについて長らく整備されていませんでした。そこで、平成7年10月の「建築物の耐震改修のための促進に関する法律(法律123号)」が制定されたのを受けて、「公益財団法人日本エクステリア建設業協会」が平成10年7月から開始した制度が「ブロック塀診断士制度」です。

ブロック塀は経年劣化します。日本建築学会の調査によれば30年ほどの耐久年数と言われており、日本では台風や地震などの災害で倒壊の危険にあるブロック塀がかなりの数に上っています。しかし、ブロック塀の危険性については見た目からはわかりにくく、外装工事やブロック塀の改修に熱心な人は少ないため、その危険性が放置されたままの状態になりがちです。そこで「ブロック塀診断士」はこのようなブロック塀の危険性を調査、評価して安全基準を満たすような施工判断を行っていきます。

この資格がなくてもブロック塀の施工はできますが、ブロック塀の安全性の調査には専門的な知識が必要になるため、有資格者であれば自信をもって対応することができます。社内的、社外的にもブロック塀についての専門家としてアピールすることができるでしょう。将来的にエクステリアの改修工事は増えていくことが予想されるため、資格保有者の需要はエクステリア業界を中心に増えていくことが確実です。ブロック塀診断士は全国で7000人ほど認定を受けた方が活動していますが、日本のブロック塀の数を考えるとその数はまだまだ少ないと言えるようで、エクステリア業界の技術者にとっては穴場の資格となっています。