冷凍空気調和機器施工技能士
冷凍空気調和機器施工技能士の概要
れいとうくうきちょうわききせこうぎのうし
ここでは、冷凍空気調和機器施工技能士の取得方法や、実際に取得することで就くことができる職業などをご紹介します。資格名自体は難しそうですが、クーラーの取り付けなどができる資格のことです。意外と身近に感じられる資格ではないでしょうか。
冷凍空気調和機器施工技能士とは?
冷凍空気調和機器施工技能士とは冷凍空調機器の施行技術を認定するもので、学科試験と実技試験からなる国家資格です。その名の通り、エアコンや冷凍庫などの機器についての種類や構造について知識を持つことが必要です。比較的簡単に取得できる資格であり、講習をまじめに受けて勉強しさえすればほとんど落ちることはありません。ただし、この資格を取得するには、事前にガス溶接技能資格を取得しておく必要があります。実技試験の時に溶接の技術が必要とされるからです。
この資格を取得すればビルの空調メンテナンスやエアコンの取り付けなど、専門的な職業に就くことができるようになります。ただ単に試験を受験すれば良いのではなく実務経験も必要になる分野のため、経験年数によって収入に差が出てきやすくなります。どのような業務を行うのか、どこに就職するのかで違いはありますが、月収20万から40万程度です。また、この資格に関連したボイラー技師、空気調和衛生工学設備士、冷凍機械責任者といった資格を取得しておくことで、できる仕事に幅ができます。手当などもつく場合があり、単純に冷凍空気調和機器施工技能士の資格を取得しているだけではあまり有利とは言えない場合もあります。当然、冷凍空気調和機器施工に関する実務経験が必要なため、就職してからその他の資格を取得しても遅くはありません。支援金などを出してくれる会社もあるので就職の際にはそのようなところも見てみると良いでしょう。