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土木工事とは?建築と土木の違いを解説

何らかの建築物を造るにあたって、頻繁に登場する土木工事という言葉。しかし、土木工事の範囲や具体的な工事内容についてはあまり知られておらず、さまざまな場面で漠然と使われていることが多いようです。
ここでは、土木工事について、混同しがちな建築工事との違いも含めて解説します。

土木工事の定義

建物の建設は、左官工事や電気工事、塗装工事など、何種類もの工事を組み合わせて成り立っています。土木工事はその中のひとつで、建物以外の建設工事全般を指す言葉です。建物を造るための基礎部分の工事や、橋梁、ダム、道路といった建造物を造る工事を指す場合があります。
また、現場によっては、下水道の配管工事なども土木工事と呼びます。

なお、土木工事を行うには、建設業29業種のうち、希望する工事の種類ごとに建設業の許可を取得する必要があります。

建築と土木の違い

建物を建設する建設工事は、大きく土木工事と建築工事に分けられます。建築工事なのか土木工事なのかという境界線ははっきりしていませんが、土木工事は地面の下に関する工事、建築工事は地面の上に関する工事という認識で使い分けられていることが多いようです。

同じように混同されやすい建設工事も含めて、土木工事、建築工事は次のような意味合いで使われています。

建設工事は、マンションなどの建物のほか、道路や橋などあらゆる建造物を造ること。土木工事、建築工事も建設工事に含まれます。

土木工事は、建設工事のうち、道路や橋、堤防などを造る工事のこと。宅地造成や下水道の配管工事なども含むため、いわゆる地面の下の部分を担当する仕事という意味で使われることもあります。主な土木工事を3つ挙げておきましょう。

・基礎工事
住宅などを建てる際の基礎を造る工事が基礎工事です。基礎工事は、軟弱な地盤に適している「杭基礎」と、杭を使わず地盤に直接基礎を造る「直接基礎」の2つに分けられます。さらに「直接基礎」には、「ベタ基礎」「布基礎」「独立基礎」という方法があり、一般的な戸建住宅での基礎工事の多くは、底面の一面を鉄筋コンクリートにするベタ基礎が採用されています。

・造成工事
造成工事は、盛り土をしたり、石を積んだりして、建造物を建てるなどの目的のために土地を加工する工事です。

・外構工事
造園工事、排水工事、舗装工事など、建造物本体以外の外構物を造る工事を外構工事といいます。

建設工事で造られるもののうち、建物全般を造るための工事を建築工事といいます。住宅やマンションなど、地面の上に建つ、いわゆる上物の部分を造る工事という意味で使われることもあります。

<使い分けははっきりしていない>

建設工事、土木工事、建築工事については、上記のように使い分けされていますが、はっきりとその範囲が決まっているわけではありません。一見すると土木工事のように思える工事が建築工事と呼ばれることもあり、またその反対のケースもあるため、状況や文脈によって言葉の意味を推測し、適切に使い分ける必要があります。

例えば、軟弱な地盤に建造物を建設するにあたって、基礎では支えきれない場合に、深く杭を打ち込んで建造物を支える「杭基礎」と呼ばれる工事が良い例です。
杭基礎は地面の下に関する工事ですが、杭を打った上に建てるのがマンションなどの建造物なら建築工事、橋梁や道路であれば土木工事というように使い分けられます。

土木工事の具体例

現代の土木工事は、元請け会社の指示のもと、各分野を専門とする職人がチームワークで施工する大規模な工事であることが多くなっています。その工事には、多くの最新技術が投入されているのです。

ダム建設工事には、砂防ダム工事、貯水池工事などがあります。
砂防ダムは、土石流の流れを阻止したい渓谷などに造られるダムのこと。土石流など、上流から流れてくる土砂をいったん受け止めるポケットを造り、下流に流れる土砂の量を調節します。
貯水池は、水力発電や灌漑に使用する利水、河川の量を調整して水害を防ぐ治水のいずれかを目的として造られる人工湖です。規模の大きな工事なので、まずは工事用の道路を造成するところからスタートします。道路ができたら、コンクリートのもととなる石を採集・運搬し、堤体を建設していきます。

出発地から、地下や山の中、海底などを通って目的地へ抜けるトンネルも、土木工事によって造られています。
トンネル工事の代表的な工法は、土を掘り進めながら鉄枠や吹きつけコンクリートなどで全体を支え、最後にコンクリートで固める「山岳工法」や、シールドという鉄の筒の内側で土を掘ってパネルをはめ込む「シールド工法」、一度トンネルを造ってから埋め戻す「開削(かいさく)工法」、鉄やコンクリートで造ったトンネルを水底に運んでつなぎ合わせる「沈埋(ちんまい)工法」が挙げられます。
一般的なトンネルは山岳工法によって造られますが、地盤の硬さや掘る場所によって工法が選択されます。

人々の生活を支える重要なインフラである橋も、土木工事のひとつです。橋梁工事は、地中で橋を支える基礎を造り、橋脚を取りつけて、橋桁を設置した上に道路を造るというのが一般的な流れになります。

空港を建設する工事は、最初に用地測量と設計をし、海上の場合は護岸築造工事と埋立造成工事を、陸の場合は用地造成工事を経て舗装工事や建築工事を行います。

道路の開設や改良は、土で路床を造るところからスタートします。路床の上に砕石をならして載せ、ローラー重機で踏み固めたら、熱したアスファルトを敷きならして基層を造ります。この上に、基層工事で使用した物より密度の高いアスファルトを敷き、表層を造ったら完成です。表層は普段、人や車が通る部分であり、街の美観を左右するところなので、丈夫さだけでなく見た目のきれいさも重要です。

土地区画整理工事や土地造成工事は、地面をならして整え、建物を建てるといった目的に合うように土地の状態を変える工事です。

公道下の下水道工事は、まず舗装を切断して道路を掘り下げます。その後、基礎を造って下水管を敷設。汚水を本管に流すための排水枡を設置して、再び舗装を行います。

農業土木工事には、感慨水道工事や農用造成工事などが含まれます。河川や地下水から田や畑に給排水する仕組みを作るのが灌漑工事、土地を農用に造成するのが農用造成工事です。

砂防工事は、渓流や扇状地において、土砂災害を防ぐとともに自然環境を回復するための工事です。乱伐や森林火災などによって荒廃した山地を緑化する工事や、氾濫原だった場所を安全な状態にして運動場や公園として活用するなどの工事も、これに含まれます。

森林土木工事には、治山工事や林道工事などが含まれます。森林法にもとづき、森の造成と保全を図るために斜面の切りならしや固定、緑化などを行うのが治山工事、国有林の森林を整備したり木材を搬出したりするための道を整備するのが林道工事です。

河川工事、海岸工事は、それぞれ河川や海岸での水害などを防ぐための工事です。河川の氾濫や洪水を防ぐために、堤防を設置したり、修繕をしたりします。

土木工事の種類や内容はさまざま

土木工事は、建設工事のひとつで、建物を造るための基礎部分や橋梁、ダム、道路といった建物以外の建設工事全般を指して使われる言葉です。
下水道の配管工事なども土木工事と呼ばれることがあり、その内容は広範にわたります。工事の種類や内容は、状況や文脈によって判断するようにしましょう。

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