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地すべり防止工事士

地すべり防止工事士の概要

じすべりぼうしこうじし

「地すべり防止工事士」とは、日本の国土に多い斜面で起こりうる災害の予防対策の専門家として国土交通省の指針の下に設置された専門資格です。

地すべり防止工事士とは?

「地すべり防止工事士」とは一言で言うと「斜面防災の専門家」です。大規模な宅地造成やインフラ開発工事などの現場では、土質や湧水や地下水などの周辺事情や断層の判断などを総合的に行って、地滑りなどの大規模な災害が起こらないように緻密な調査・設計計画を立てる必要があります。そのため国土交通省が定めた「公共工事に関する調査及び設計などの品質確保に関する技術者登録規定」に基づいて、昭和63年より「地すべり防止工事士」の資格制度が創設されました。

資格の登録管理、運営は「一般社団法人斜面防災対策技術協会」が行っており、有資格者は建設業許可申請で設置が必須となっている「専任技術者」「監理技術者」に、とび・土木・コンクリート工事(一般)、さく井工事(一般)というカテゴリーで選任されることができます。建設会社が公共工事を請け負う際に必要となる「経営事項審査」においても技術職員として高い加点対象となっているので、宅地造成やインフラ開発を行う建設会社にとってはなくてはならない存在です。資格習得後は5年ごとに講習を受ける必要があり、この講習を受けないと資格が抹消されてしまいます。

現在全国で約4,000名を超える有資格者がいて、全国各地の建設会社などで技術者として活動されています。公募型の大規模工事では「地すべり防止工事士」を主任技術者や管理技術者としての要件としている案件が多く、建設会社に勤務する技術者が新たに資格取得を目指すことも多いようです。