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昇降機検査資格者

昇降機検査資格者の概要

しょうこうきけんさしかくしゃ

マンションや商業施設などには欠かせないエレベーターやエスカレーター。今やあえて階段を利用する人もそう多くないのではないでしょうか。

昇降機検査資格者とは?

普段私たちが何気なく利用しているエレベーターやエスカレーターのことを昇降機と呼びます。階段とは異なり電気を使用して動くため、高層階へ移動する際や足の不自由な人にとってはなくてはならない設備です。昇降機は便利な反面、事故や故障が起こると人の命に関わることもあり、安心・安全に使用できるよう日頃から整備や点検が必要とされ、法律でも定期的な検査が義務付けられています。さらに、検査結果を特定行政庁へ報告する義務もあります。昇降機検査資格者は昇降機が安全に使用できるように設置・整備・点検などを行う専門家のことです。昇降機検査資格者は昇降機だけでなく、遊戯施設にあるジェットコースターや観覧車などの整備や点検も行うことができます。不特定多数の人が一度に利用する設備なので、大事故に至らないよう高度な専門技術やちょっとした不備も見逃さない細やかさが求められます。

主な仕事の場はエレベーターやエスカレーターの設置・整備・点検を行う会社になります。メンテナンススタッフとして通常の簡単な点検や故障修理などを行うために特に資格は求められませんが、エレベーターの法定検査には必ず必要となる資格です。また、メンテナンス会社で働く場合、資格を持っていると資格手当が支給されるケースが多く、スキルアップやキャリアアップにもなるでしょう。これから関連業界に就職・転職を考えている人は、事前に資格を取得することで有利に働くはずです。