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植栽基盤診断士

植栽基盤診断士の概要

しょくさいきばんしんだんし

現代では都会でも緑がよく見られるようになりました。景観の向上や空気の浄化のために緑化が進められているからです。しかし、都会に緑が増えると、植物の育成不良や枯死の増加が問題となってきます。せっかく増やした緑を無駄にしないためにも問題を改善するためのスペシャリストが必要です。

そして、そのための資格のひとつに植栽基盤診断士があります。

植栽基盤診断士の資格とは?

街に植えた植物が枯れるのは、地盤が固すぎて根の生長が困難であったり、排水不良によって土壌に菌が増殖して病気になったりするのが主な原因だと考えられています、そこで、求められるのが植栽基盤となる土壌の改善です。ただ、それを判断して実行するには高度な知識と技術力を持った人材が欠かせません。植栽基盤診断士はそうした人材を確保するために日本造園建設業協会が認定している民間資格です。資格を取得すれば植物、土壌、植栽などに関する知識、経験、処方能力を兼ね備えた専門家として認められたことになります。そして、その主な役割は植栽工事の際に、土壌の調査及び診断を行い、必要に応じて改善方法を立案することです。

この資格を活かした就職先としては、造園会社や建築会社などが挙げられます。植栽基盤診断士は一般の造園師にはない知識や技術力を有しているため、就職には有利に働く可能性が高いでしょう。また、業務の内容によっては待遇面での優遇も期待できます。給与に関しては、資格取得者だけのデータはありませんが、造園師の場合は40歳で350万円~400万円程度が目安になります。あとは資格手当や資格を活かした実績によってどの程度上乗せできるかです。

造園関連の民間資格としては、他に街路樹剪定士があります。こちらは植物の枝を切る際に、見た目の美しさだけでなく、植物の生長に必要な風通しや光の当たり具合なども考慮し、総合的な判断を行う剪定のスペシャリストです。植栽基盤診断士の資格と合わせて取得すれば、仕事の幅が広がり、キャリアアップの足掛かりとなるでしょう。また、工事現場の技術的な指導や管理を行う資格としては、国家資格である造園施工管理技士があります。