Buildee(ビルディー)は、元請と協力会社の情報を集め、建設現場の作業調整や安全書類、入退場、進捗を管理するサービスです。複数の協力会社が関わる現場で、予定の変更や書類のやり取りを整理したい企業に向いています。
この記事では、Buildeeの公式情報と実際のレビューをもとに、自社に合う選び方を徹底解説していきます。

【自社の経営管理におすすめ】現場の入力から原価・利益管理まで、クラフトバンクに無料で相談してみる

Buildeeとは?4つのサービスと主な機能

Buildeeは株式会社リバスタが提供しています。
主な機能は、「現場の作業予定や書類の共有」、「元請・協力会社間の連絡・確認」であり、細かく分類すると下記の表のように整理することができます。

サービス

主に管理する業務

検討する場面

Buildee 調整会議

作業予定・実績、搬出入、揚重機などの予定共有

各社の作業が重なり、調整や変更連絡に手間がかかる

Buildee 労務安全

会社・作業員情報、安全書類の作成・提出・確認

同じ情報の記入や書類の差し戻しを減らしたい

Buildee 入退場管理

現場への入退場情報

現場に誰が入ったかを確認する運用を整えたい

Buildee 進捗・歩掛

工種・場所ごとの計画と実績、歩掛

作業の進み具合と投入した労務を把握したい

なお、協力会社として招待された現場で使う場合と、元請として導入する場合では、手続きと費用が異なります。元請から利用を求められた協力会社は、まず対象の現場と利用するサービスを確認してください。

Buildeeの料金は?

公式料金表では、元請の料金は「支店登録料」「基本料金」「現場利用料」を組み合わせる形です※以下は税抜金額。
機器やオプション、説明会などの追加費用は別に確認する必要があります。

項目

公式掲載の料金

確認しておきたい条件

支店登録料

50,000円/支店

初回のみ

基本料金

30,000円/月・支店

複数サービスを同じ支店で利用しても共通の基本料金

調整会議の現場利用料

9,800円/月・現場

現場数に応じて加算

労務安全の現場利用料

6,000円/月・現場

労務安全単独で利用可能

入退場管理の現場利用料

2,000円/月・現場

調整会議または労務安全を利用する現場向けのオプション

進捗・歩掛の現場利用料

8,000円/月・現場

調整会議を利用する現場向けのオプション

※2026年10月18日時点

月額だけでなく、利用現場数と追加費用で試算する

たとえば、1支店で調整会議を3現場に導入し、ほかのサービスやオプションを付けない場合、月額は30,000円+9,800円×3現場=59,400円(税抜)です。初回の支店登録料は別に発生する点にも注意が必要です。
また、公式の調整会議料金表では、カスタマーサポートは無料、現場説明会は1回50,000円と案内されています。入退場管理では機器や利用方式による追加料金もあるため、見積もりでは本体料金と分けて確認しましょう。

  • 何支店・何現場で、どのサービスを使うか
  • 説明会、機器、データ出力などの追加費用があるか
  • 開始月・終了月の課金、日割り、現場がない月の扱いはどうなるか

調整会議の公式料金表では日割り精算はなく、現場の一時停止機能もないとされています。短期の現場が多い会社は、契約前に課金の区切りを確認してください。

協力会社は無料で参加できる

協力会社向けの公式案内では、利用料は無料で、ID数にも制限はないとされています。複数の元請の現場で、同じアカウントや登録した作業員情報を利用できる点も特徴です。
自社が元請として新たに導入する費用と、取引先の現場に協力会社として参加する費用を混同しないようにしましょう。

Buildeeの評判・口コミに関する注意点

これまで説明してきた通り、Buildeeの機能は多岐にわたります。
そのため、レビューは「どの機能を導入したか」を確認して読む必要があります。

入退場管理アプリの評判・レビュー

App Storeの「Buildee 入退場管理」では、次の内容が確認できました※いずれも個別の利用者の感想であり、現在の全利用者の状況を示すものではありません。

  • 改善に関する声:2025年12月3日のレビューでは、横画面に対応した点をよいアップデートとして評価しています。
  • 通信に関する声:同じレビューでは、Wi-Fi利用時のタイムアウトに不満が記載されています。
  • ログインに関する声:2024年5月17日のレビューでは、ブラウザでは使える一方、アプリではログインできないという経験が記載されています。

導入時は、実際に使う端末と現場の通信環境で操作し、ログインから記録までを確認するのが確実です。

公式導入事例

東亜建設工業の公式導入事例では、複数サービスで同じ基盤を利用できることや、情報登録の負担を抑えられることが評価されています。
調整会議の試行では、1日20分程度の作業削減も報告されています。
これは特定企業の運用における成果です。自社でも同じ時間を削減できるとは限らないため、現状の作業時間と照らして判断しましょう。

Buildeeが向く企業と導入前に確認したいこと

Buildeeは、現場内で多くの会社と情報を共有する業務に適しています。ゼネコン・中堅ゼネコンなど元請として多くの協力会社をまとめる会社に向いています。
反対に、改善したいことが自社の請求や会社全体の利益管理であれば、その業務までどの仕組みで管理するかを別に検討する必要があります。例えば、「クラフトバンクオフィス」などの導入を通して、自社の経営数値を見える化につなげていくのも一つの手でしょう。

自社の状況

検討の方向

導入前の確認点

元請として複数の協力会社を調整している

調整会議の共有機能を検討

変更時の通知・更新担当・現場での確認方法

安全書類の作成・受領に時間がかかる

労務安全の運用を検討

元請指定の帳票、登録情報、承認の流れ

協力会社として利用を求められた

まず招待先の現場で使い方を確認

必要な登録、担当者、問い合わせ先

工事ごとの原価と会社の利益を把握したい

経営管理の業務も含めて比較

労務費・材料費・経費から集計までの流れ

導入を決める前に、代表的な1現場で「誰が入力し、誰が確認するか」を具体化してください。機能の多さより、現場と事務所で迷わず運用できることが大切です。

  • 元請・一次協力会社・二次協力会社で操作権限をどう分けるか
  • 既存のExcel、他の安全書類サービスと情報が重複しないか
  • 操作に不慣れな人が困ったとき、どこへ相談するか
  • 現場終了後に必要な情報を、どの形式で残せるか

安全書類の管理方法を整理したい方は、グリーンサイトを解説した関連記事も参考にしてください。取引先が指定するシステムとの使い分けも確認しましょう。

クラフトバンクオフィスとの比較:協力会社の調整ならBuildee、自社の経営管理の見える化ならクラフトバンク

両者を比べる際は、管理したい対象が「現場の参加会社全体」なのか「自社の工事と経営」なのかを整理すると選びやすくなります。同じ会社で用途を分けて利用することも検討できます。

比較軸

Buildee

クラフトバンクオフィス

中心となる業務

元請・協力会社間の作業調整、安全書類、入退場、進捗管理

専門工事会社の案件・日報・原価などの経営管理

現場からの情報入力

予定や実績、作業員情報などを現場関係者で共有

スマートフォンの日報入力とLINEによる入力のリマインド

原価・利益の把握

協力会社と自社の進捗・歩掛で計画と実績、労務の投入状況を把握

自社のあらゆる経営数値を見える化

設計・導入・運用の支援

ツールの内容はパッケージ化されており、カスタムは限定的

電話・メールのサポート、マニュアル・動画サポート有。元請向けの現場説明会は有料

現場の業務体制に合わせてソフトを設計。

対面の説明会・導入支援と、電話・チャットでの相談

料金の確認方法

元請向け料金表あり。協力会社は無料

会社に合わせて個別見積もり

比較の根拠は、Buildee公式サイト・各サービスの機能/料金表と、クラフトバンクオフィス公式サービスページです。

元請指定のBuildeeは現場のやり取りに使い、自社の日報・原価・請求などは会社の管理システムで扱う、といった役割分担も考えられます。まずは入力の重複が起きないか、実際の業務の流れで確かめましょう。
現場の記録が会社の利益管理につながっていない方は、現在の日報や集計表をもとにご相談ください。対面の導入支援を含め、自社に合う運用を検討できます。

【自社の経営管理におすすめ】現場の入力から原価・利益管理まで、クラフトバンクに無料で相談してみる
※導入を判断する観点は、クラフトバンクオフィスの評判と導入前の確認点でも解説。

Buildeeについてよくある質問

❏協力会社でも有料契約が必要ですか?

協力会社として参加する場合、無料です。招待や利用申請の方法は、参加先の元請・一次協力会社に確認してください。自社が元請として導入する場合は別の料金体系です。

❏労務安全機能だけを利用できますか?

公式料金表では単独利用が可能です。入退場管理や進捗・歩掛には利用条件があるため、必要なサービスの組み合わせを確認してください。

まとめ:改善したい業務と運用・費用をそろえて判断する

Buildeeを検討する際は、まず元請として導入するのか、協力会社として参加するのかを整理していきましょう。
そのうえで、必要なサービス、現場数、追加費用、入力と確認の担当者をそろえると判断しやすくなります。
自社の課題が原価や利益の把握、日報の定着にある場合は、現場管理に加えて経営管理も比較しましょう。現在の業務に合わせた設定や対面の導入支援を検討したい方は、クラフトバンクへご相談ください。

【自社の経営管理におすすめ】現場の入力から原価・利益管理まで、クラフトバンクに無料で相談してみる