商業施設士
商業施設士の概要
しょうぎょうしせつし
人々が利用する商業施設を選択する場合、施設内の雰囲気を考慮する人が少なくありません。そのため、商業施設を運営する場合、店舗構成、ディスプレイや装飾の内容が重要です。
商業施設士とは?
ショッピングセンターやデパートなどの商業施設は、人々から日常的に利用されています。商業施設は基本的にものを購入したり、サービスを受けたりするところです。そのため、商業施設を運営していくには、より多くの人に利用してもらうため、店舗構成、販売設備などを考慮しなければなりません。また、商業施設では人々が快適に過ごせるような場所であることも求められます。店内の雰囲気をよくするため、ディスプレイや装飾なども重要です。商業施設を造る場合、その役割を果たすのが商業施設士で、店舗構成の企画、販売設備の管理、ディスプレイや装飾の内容を決定して、設計から工事までの作業を監督する仕事をします。商業施設士は、人々がより魅力的に感じる商業施設を提供することで、街を活性化する役割を果たしているのです。
商業施設士は、商業施設の設計から工事までにたずさわる仕事です。そのため、設計会社や個人の設計事務所へ就職する場合に有利となるでしょう。また、商業施設士は、デザインに関する知識も兼ね備えているので、インテリア設計や店舗のデザイン会社からも優遇される場合があります。商業施設士として就職する場合、月収は25万円から45万円程度です。年俸制を取る会社もあり、年収450万円から800万円程度となっています。
商業施設士と類似の資格にインテリアコーディネーターがあります。どちらも内部のレイアウトを考える専門家という点で共通していると言えるでしょう。ただ、商業施設士の場合は商業施設、インテリアコーディネーターの場合は住宅と、対象となる建物の種類が違います。