木造建築士
木造建築士の概要
もくぞうけんちくし
日本固有の文化である木造建築に興味を持ち、木造建築士の資格取得を目指す人もいるでしょう。資格取得後は住宅メーカーや建築会社などで木造住宅などをメインに設計の仕事をします。
木造建築士とは？
木造建築士とは、延べ面積300平方メートル以下の木造建築の設計や工事管理を行うことができる資格です。一定の耐久性や機能を兼ね備えた安全性の高い建築物を設計し、設計通りに工事が進められているか管理していきます。自分が考えた建築物が実際に形になることで、大きなやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。基本的に1階~2階建ての住宅建築に携わることが多く、場合によっては店舗や商業施設、福祉施設などのケースもあります。より大きな建築物や木造以外の建築物の設計業務を行うには2級建築士や1級建築士の資格が必要です。そのため、木造建築士取得後にステップアップとしてそれらの資格を目指す人が多く、1級建築士取得後に独立するケースも多いようです。木造建築士としての就職先は、建築会社や住宅メーカー、個人の設計事務所などがほとんどです。最近では木造建築物へのニーズが高まっていることもあり、木造建築に特化した企業もあります。もし、木造建築に特化した技術で建築士として働きたい場合は、市場が限られていることから木造建築に関する深い知識や高度なスキルが求められるでしょう。
給料は専門性が高いこともあり、高額な傾向にありますが、勤務する企業によってもさまざまです。ある程度の経験を積んでいれば月収35万円以上でボーナスありというケースも珍しくありません。しかし、高層ビルや大型ショッピングモール、美術館や公園などあらゆる建築物に対応できる1級建築士に比べると給料は低めです。
