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樹脂接着剤注入施工技能士

樹脂接着剤注入施工技能士の概要

じゅしせっちゃくざいちゅうにゅうせこうぎのうし

「樹脂接着剤注入施工技能士」は、建物の改修、補修の際にひび割れや浮きなどが生じている外壁のモルタル、タイルの部分に樹脂接着剤を注入する施工工事に必要な技能や知識を持った技術者を認定する資格です。

樹脂接着剤注入施工工事は建物の補修工事ではなくてはならない施工方法で、有資格者は全国各地の建設会社やリフォーム会社などで活躍しています。

樹脂接着剤注入施工技能士とは?

「樹脂接着剤注入施工技能士」は、職業能力開発基本法の下で厚生労働省が主催している全部で133ある技能検定の1つです。名称独占資格なので有資格者のみが「樹脂接着剤注入施工技能士」と名乗って活動できますが、この資格がなくても樹脂接着剤注入施工工事に従事することはできます。ただし、この技能検定資格はれっきとした国家資格ですので、有資格者は一定の技能レベルを持った技術者として評価され、建設会社やリフォーム会社などでは専門の技術者としての待遇を受けることができるでしょう。

「樹脂接着剤注入施工技能士」の施工する工事は、一戸建ての家の補修ではあまり施工工事をすることはありません。主な活躍の場はマンションの外壁のひび割れ補修工事になります。マンションのひび割れは、メイン材料である「エポキシ樹脂」を使用した専門的な技術による補修が必要となるため、通常の塗装会社などでは対応しきれない場面が多いです。マンションの外壁のタイル落下は非常に危険であるため、タイル目地に穴をあけて樹脂接着剤を注入してタイルの落下を防ぐ落下防止措置を行い、外壁のひび割れを埋めていくという施工工事を行うことになります。数ある技能検定の中ではマイナーな部類に入るため、有資格者の数はそれほど多くはないようです。しかし、ビルやマンションの老朽化はこれから一層進むため、大型建築物や高層建築物の補修工事の最前線で活躍する「樹脂接着剤注入施工技能士」への需要は、今後ますます拡大していくことが予想されます。