現場クラウドOneは、公共工事などで発注者と受注者が書類・写真・スケジュールなどを共有し、文書の提出・回覧・決裁をオンラインで進めるための受発注者間情報共有システム(ASP)です。
特に、発注者との協議書・施工計画書などのやり取りに時間がかかっている会社や、複数社で最新版の図面・資料を共有したい会社に向いています。
この記事では、現場クラウドOneの機能・料金・評判・口コミ、デメリット、向いている会社、クラフトバンクオフィスとの違いについて解説します。

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現場クラウドOneとは?発注者との文書・情報共有を効率化するASP

現場クラウドOneは、株式会社現場サポートが提供する建設業向けの受発注者間情報共有システムです。
発注者と受注者の間で発生する文書の提出・回覧・承認や、メッセージ、スケジュール、ファイル共有などをオンラインで行えます。
たとえば、協議書をメールで送り、修正後に再度添付し、承認状況を電話で確認するといった運用では、最新版や現在の決裁状況がわかりにくくなります。
現場クラウドOneでは、こうした文書のやり取りを案件ごとにまとめることで、「誰の確認待ちなのか」「どの資料が最新版なのか」を確認しやすくできます。

現場クラウドOneの主な機能

機能

主な用途

文書決裁

帳票の作成・提出・回覧・承認

メッセージ・掲示板

発注者や関係者との連絡を記録

スケジュール

立会い・打ち合わせ・期限を共有

ファイル管理

図面・写真・工程表などを共有

グループ機能

プロジェクト外の関係者とも共有

遠隔臨場

スマートフォンなどから現場映像を配信

3次元データ共有

3D・2D図面をWeb上で閲覧・共有

なお、遠隔臨場と3次元データ等共有機能はオプションです。必要な工事だけ追加する形になるため、発注条件に合わせて確認しましょう。

参考:現場クラウドOne公式「サービス・機能」(2026年10月19日確認) gcloud.genbasupport.com

現場クラウドOneの料金:初期費用0円・月額9,800円(税別)~

現場クラウドOneの公式の基本価格は、初期費用0円、月額9,800円(税別)です。
料金は案件単位で、利用人数とディスク容量は無制限となっています。

内容

料金(税別)

初期費用

0円

月額利用料

9,800円/月

遠隔臨場

10,000円/月

3次元データ等共有

10,000円/月

たとえば、遠隔臨場を追加する場合は、本体9,800円+遠隔臨場10,000円で月額19,800円(税別)です。
利用開始日を含む月から料金が発生し、開始月・終了月とも日割り計算はありません。そのため、月末から利用を始める場合でも1か月分の料金が発生します。
また、地域によって価格が異なる場合があります。遠隔臨場・3次元データ共有を使う場合は、現場クラウドOne本体の契約も必要です。

料金を比較するときは、「月額9,800円」だけではなく、工期、必要なオプション、利用開始時期まで含めて総額を確認しましょう。また、料金は常に変動する可能性があるため、最新の見積もりを取得するようにしてください。

参考:現場クラウドOne公式「基本価格」(2026年10月19日確認) gcloud.genbasupport.com

現場クラウドOneの評判・口コミ

現場クラウドOneの良い評判・導入事例

公式サイトでは、発注者との書類のやり取りや、複数社間の情報共有を効率化した事例が紹介されています。

大福コンサルタント株式会社の事例では、作業計画書・協議書などをシステム上ですぐ修正・共有できるようになり、関係者が集まって読み合わせる手間を減らしたと紹介されています。
また、メッセージへのリアクションで発注者の確認状況を把握できるため、確認の電話も減らせたとしています。

複数社で利用する場面では、ファイル管理へ最新版のデータを置くルールを決めたことで、データの食い違いや手戻りの削減にもつながったとされています。
合資会社山下産業の事例では、遠隔臨場を使ってスマートフォンから現場を映しながら発注者へ相談することで、現場へ来てもらうのを待たずに指示・回答を受けられ、協議時間を短縮したと紹介されています。

こうした事例から、特に次のような業務で活用しやすいことがわかります。

  • 発注者との書類提出・修正・承認をオンライン化したい
  • 電話やメールだけでは残りにくい協議履歴を保存したい
  • 複数社で最新版の図面・工程表・測量データを共有したい
  • 立会い・段階確認のための移動や待ち時間を減らしたい

参考:現場クラウドOne公式「導入事例」(2026年10月19日確認) gcloud.genbasupport.com

現場クラウドOneのメリット

発注者との文書回覧をオンライン化できる

公共工事などでは、発注者との間で協議書・施工計画書など多くの書類をやり取りします。
紙で提出したり、メールへ添付したりする運用では、差し戻し後の最新版や、現在誰が確認しているのかがわかりにくくなることがあります。
現場クラウドOneでは、作成・提出・回覧・承認を同じシステム内で進められるため、文書の現在地を確認しやすくなります。

連絡・資料の履歴を案件ごとに残せる

電話だけで相談すると、後から「いつ、誰と、どのような話をしたのか」を確認しにくくなります。
現場クラウドOneでは、メッセージ・掲示板・ファイルなどを案件内へまとめられるため、協議や情報共有の経緯を追いやすくなります。
特に、複数の会社や担当者が関わる案件では、最新版を共有する場所を統一できることがメリットです。

利用人数・ディスク容量が無制限

基本料金には、利用人数とディスク容量が無制限で含まれています。
発注者・受注者・関係会社など参加者が多い案件でも、利用者が増えるたびにアカウント料金が追加される仕組みではありません。

遠隔臨場・3次元データ共有を必要に応じて追加できる

遠隔臨場では、スマートフォンなどから現場の映像・音声を発注者へ共有し、段階確認や立会いを行えます。
3次元データ等共有機能では、3D・2D図面をアップロードし、Webブラウザ上で閲覧・共有できます。ICT土工やBIM/CIM活用工事などで利用できます。
すべての案件で一律に利用するのではなく、対象工事の要件に合わせて追加できる点が特徴です。

現場クラウドOneのデメリット・導入前の注意点

社内の日報・原価・請求管理とは目的が異なる

現場クラウドOneの中心は、発注者と受注者の間で行う文書・連絡・データ共有です。
職人の予定を組み、毎日の日報を集め、人工・材料費・経費を工事原価へ集計し、案件ごとの利益を確認するといった社内の経営管理が中心ではありません。
公共工事のASPと、社内の工事管理・経営管理は別の課題として考えましょう。
両方を利用する場合は、「どの情報をどちらへ入力するか」「どちらを正式な管理データとするか」まで決めておくと、二重入力を防ぎやすくなります。

案件ごとに利用料金が発生する

月額9,800円という基本料金は、会社全体で使い放題の料金ではなく案件単位です。
同時に複数案件で利用する場合は、利用する案件数を踏まえて費用を確認しましょう。
また、利用開始月・終了月の日割り計算がない点にも注意が必要です。

対象工事・発注機関の運用ルールを確認する

公共工事では、発注機関や案件によって利用する情報共有システム、帳票、必要機能などが異なる場合があります。
自社だけでサービスを決めるのではなく、契約図書や発注者との事前協議で利用条件を確認しましょう。
現場クラウドOneの申し込み案内でも、利用前に受発注者間で事前協議を行う流れが示されています。

遠隔臨場は通信環境の確認が必要

遠隔臨場では映像・音声を通信するため、山間部、地下、建物内部などでは通信環境が使い勝手に影響します。
本番の立会いで初めて利用するのではなく、実際の現場・端末・通信回線で事前に試しておくと安心です。

現場クラウドOneが向いている会社

公共工事で発注者との書類のやり取りが多い会社

現場クラウドOneは、受発注者間で発生する文書の回覧・承認をオンライン化することが中心のサービスです。
紙やメールでの書類提出・差し戻し・再提出に時間がかかっている会社では、導入目的が明確です。

複数社で最新版の資料を共有したい会社

複数工区や複数企業が関係する案件では、担当者ごとに異なるデータを保有すると、古い図面・資料を使ってしまう可能性があります。
ファイル管理へ最新版を集約することで、同じ資料を確認する運用を作りやすくなります。

発注者との協議履歴を残したい会社

メッセージ・掲示板などを利用することで、電話だけでなく文章としてやり取りを残せます。
発注者との確認事項が多く、後から協議内容を振り返る機会の多い会社と相性が良いです。

遠隔臨場を利用する公共工事を受注する会社

発注者の立会いを待つ時間や、遠隔地への移動負担を減らしたい場合は、遠隔臨場機能も候補になります。
ただし、対象工事での利用方法や通信環境を事前に確認しましょう。

現場クラウドOneとクラフトバンクオフィスの違い

現場クラウドOneとクラフトバンクオフィスは、どちらも建設業で使われるクラウドサービスですが、主な利用目的が大きく異なります。
現場クラウドOneは、発注者と受注者の間で発生する文書・協議・ファイル共有を効率化するサービスです。

クラフトバンクオフィスは、専門工事会社を中心に、日報・案件・見積など現場で発生する情報を、事務処理・工事原価・利益までつなげる経営管理システムです。

比較

現場クラウドOne

クラフトバンクオフィス

主な目的

発注者との情報共有

現場から経営までの管理

主な利用者

発注者・受注者・関係会社

経営者・事務・職人など

文書・協議

複数社間での回覧・承認・連絡に強い

社内の案件・書類を管理

日報・勤怠

主目的ではない

日報・勤怠などを管理

原価・利益

主目的ではない

日報・仕入などから原価を管理

料金

月額9,800円/案件〜

個別見積もり

現場クラウドOneが向いているケース

現場クラウドOneは、発注者との文書や協議をオンライン化したい会社に向いています。

たとえば、次のような場合です。

  • 発注者からASPの利用を求められる公共工事
  • 発注者との書類提出・決裁を効率化したい
  • 協議履歴を案件ごとに残したい
  • 複数社で図面・工程表などの最新版を共有したい
  • 遠隔臨場を利用したい
  • 3次元データを発注者と共有したい

クラフトバンクオフィスが向いているケース

クラフトバンクオフィスは、現場で発生する情報に基づいて事務作業・工事原価・利益を管理したい建設会社に向いています。

特に専門工事会社で、次のような状態にある場合は比較しやすいでしょう。

  • 職人の予定をホワイトボードなどで管理している
  • 日報を紙やLINEで回収している
  • 日報の人工を事務担当者がExcelへ転記している
  • 材料費・経費などを案件ごとに手作業で集計している
  • 工事が終わるまで現在の利益がわからない
  • 見積・日報・原価・請求などの管理方法が分かれている

現場クラウドOneとクラフトバンクオフィスは、競合というより役割が異なるサービスです。

公共工事では、発注者との書類・協議を現場クラウドOneで行いながら、自社内の職人予定・日報・原価・利益をクラフトバンクオフィスで管理する、といった使い分けも考えられます。
クラフトバンクオフィスでは、日報・案件・見積などを一元管理し、労務費・材料費・経費を工事原価として集計して、案件ごとの原価・利益をリアルタイムで確認できます。

参考:現場クラウドOne公式サイト、クラフトバンクオフィス公式サービスページ(2026年10月19日確認)

公共工事のASPとは別に、社内の日報・原価・請求をまとめたい方は、クラフトバンクに無料で相談してみる

クラフトバンクオフィスなら現場の日報に基づいて原価・利益まで可視化することができる

現場クラウドOneが発注者との文書・情報共有を中心にしているのに対し、クラフトバンクオフィスは自社内の現場・事務・経営をつなげることを重視しています。

日報に基づいて労務費・工事原価を可視化できる

職人が日報を入力すると、その情報を労務費として工事原価へ反映できます。
さらに材料費・経費なども案件へ集計することで、工事が終わる前から現在の原価・利益を確認しやすくなります。
公共工事で発注者とのASPを利用していても、自社内では紙の日報やExcelの原価表が残っている会社があります。こうした社内業務は、ASPとは分けて改善する必要があります。

職人の予定・日報・勤怠などをまとめられる

専門工事会社では、発注者との文書管理だけでなく、毎日の職人配置や日報回収、勤怠管理も発生します。
クラフトバンクオフィスでは、こうした現場情報を案件とあわせて管理できるため、現場から事務へ同じ内容を何度も転記する作業を減らしやすくなります。

案件ごとの原価・利益を確認できる

クラフトバンクオフィスでは、日報や案件、見積などの情報を一元管理し、労務費・材料費・経費を原価として集計できます。
案件ごとの収支や売上推移なども確認できるため、「発注者への提出書類は管理できているが、自社の利益が工事終了までわからない」という会社では、別の役割として検討しやすいでしょう。

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現場クラウドOneに関するよくある質問

現場クラウドOneの月額料金はいくらですか?

2026年10月19日時点の公式基本価格は、初期費用0円、月額9,800円(税別)です。
案件単位の料金で、利用人数・ディスク容量は無制限です。利用開始月・終了月の日割り計算はありません。

遠隔臨場は基本料金に含まれますか?

含まれません。
遠隔臨場は月額10,000円(税別)のオプションで、現場クラウドOne本体の契約が必要です。本体と合わせると月額19,800円(税別)です。

3次元データを共有できますか?

3次元データ等共有機能を月額10,000円(税別)のオプションとして追加できます。
DWG・DXF・IFC・J-LandXMLなどのファイルをアップロードし、Webブラウザ上で閲覧・共有できます。

利用人数が増えると料金も上がりますか?

公式基本価格では、利用人数とディスク容量は無制限で月額料金に含まれています。
ただし、料金は案件単位で発生します。複数案件を同時に利用する場合は、案件数を含めて費用を確認しましょう。

現場クラウドOneだけで工事原価や利益も管理できますか?

現場クラウドOneは、発注者と受注者の文書・連絡・ファイル共有を主目的とするASPです。
職人の日報、労務費、材料費、経費、見積、請求などを案件単位で集計し、工事の利益まで管理したい場合は、工事会社向けの経営管理システムも比較するとよいでしょう。

まとめ

現場クラウドOneは、公共工事などで発注者と受注者の文書回覧・協議・スケジュール・ファイル共有をオンライン化する受発注者間情報共有システムです。

特に、発注者との書類提出・差し戻し・承認に時間がかかっている会社や、複数社で最新版の資料を共有したい会社に向いています。
料金は2026年10月19日時点で、初期費用0円、月額9,800円(税別)です。利用人数・ディスク容量は無制限ですが、案件単位で料金が発生します。遠隔臨場・3次元データ共有はそれぞれ月額10,000円(税別)のオプションです。

一方、現場クラウドOneは、自社の職人予定・日報・勤怠・原価・利益をまとめることが中心のサービスではありません。
発注者との文書・協議を効率化したい場合は現場クラウドOne、自社の現場情報を事務・原価・利益までつなげたい場合はクラフトバンクオフィス、というように役割を分けると判断しやすくなります。

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