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特殊建築物等調査資格者

特殊建築物等調査資格者の概要

とくしゅけんちくぶつなどちょうさしかくしゃ

「特殊建築物等調査資格者」とは、学校や病院、診療所や映画館など、特殊な用途に用いられる建築施設などの設備や構造についての定期検査をする専門家のための資格です。

大勢の人が出入りする施設の安全性や防災対策は非常に専門性の高いものとなるため、これからますます重要性を増していく資格として注目されています。

特殊建築物等調査資格者とは?

「特殊建築物等調査資格者」は、建築基準法第12条第1項に基づき定期的な調査報告が義務付けられている百貨店、ホテル、映画館、学校、病院などの不特定多数の大勢の人が出入りする施設の調査業務を行う人のための資格です。資格自体の主催や登録などは「一般社団法人日本建築防災協会」が行いますが、事実上業務独占資格と言えるので公的資格と考えてよいでしょう。

大勢の人が出入りする施設では、避難経路の設定やエレベーターなどの昇降機の安全性、防火防災対策や敷地の運用管理などの点で、通常の建築物と違った特殊な事情が存在しています。そのためこれらの建築物の調査・点検には専門的な知識が必要となり、法令によって調査項目や調査方法、判定基準が細かく定められています。大型の建築物の数は増えており、その運用管理に対する基準はますます厳しいものとなることが予想されるため、「特殊建築物等調査資格者」の需要、必要性は社会的にも高まっていくことでしょう。

有資格者の多くはビル管理や不動産管理会社、大型施設の建設などを請け負う建設会社や、建物の設計を行う建築事務所などで働く建設業界のスペシャリストです。調査項目は主に4つの項目が義務付けられており、専門性の高いもので細かな基準変更などもよくあります。平成28年6月からは新たな調査基準に改正・施工されましたので、有資格者は最新の法令情報や知識内容を常にアップデートしていくことが重要になります。有資格者の活躍機会は多く、建設業界での就職、転職、キャリアアップでは非常に強みとなる資格です。