現場ポケットは、工事写真・日報・報告書・工程などをスマホとパソコンで管理する、建設業向けの現場管理アプリです。職人や協力会社との連絡を現場ごとにまとめ、写真の整理や日報集計を減らしたい会社に向いています。
年間契約では月額13,500円(税抜)で、利用者数・データ容量・現場数に上限を設けていません。ただし、初期サポート費用や契約条件も含めて判断する必要があります。

この記事では、現場ポケットの料金・機能・評判、向いている会社、導入前の注意点と比較のポイントを整理します。

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現場ポケットの主な機能:写真・日報・工程を現場ごとに共有

現場ポケットは、塗料メーカーのアステックペイントが開発・運営するサービスです。現場担当者が写真や作業内容を入力し、事務所の担当者も同じ現場の情報を見られるため、個別のLINEや電話に散らばった連絡をまとめられます。

機能

現場で行うこと

事務所で活用すること

写真管理・報告書

スマホで撮影し、現場のアルバムへ保存

写真を選び、決まった書式の報告書を作成

日報

作業内容や開始・終了時間を登録

現場別・職人別に集計し、Excelへ出力

トーク・工程管理

現場ごとの連絡、工程の確認・変更

複数現場の進捗や担当者を確認

顧客・案件管理

顧客や建物、案件の情報を登録

案件の状況と必要な情報を一覧で確認

写真管理・報告書:撮影した写真を報告書へ活用できる

報告書作成機能では、撮影した写真を現場ごとのアルバムに保存し、写真を選んで書式へ配置できます。写真をパソコンへ移し、Excelで大きさや位置をそろえる作業が多い会社では、この流れを見直す方法になります。

たとえば施工前・施工中・完了後の写真を現場で保存しておけば、事務所の担当者が報告書へまとめやすくなります。提出先指定の書式がある場合は、必要な項目や写真配置に合うかも確かめましょう。

日報・工程管理:集計と予定変更を現場から進められる

日報機能は、スマホでの提出に加え、現場別・職人別の集計とExcelへの出力に対応します。紙の日報を回収して、事務員が作業時間を打ち直している会社では、入力と集計をまとめられる点が検討材料です。

工程管理機能では、スマホから工程表の作成・変更や進捗の確認ができます。複数の現場を確認できるため、担当者が変わるたびに電話で予定を聞き直す運用を減らしたい会社にも合います。

現場ポケットの料金:年間契約は月額13,500円(税抜)、人数・容量は無制限

公式料金ページには、年間契約と月額契約の2つが掲載されています。月額13,500円は年間契約の税抜価格です。契約期間をそろえずに、他サービスの月額料金と比べないようにしてください。

費用・条件
(2026年10月18日時点)

年間契約

月額契約※税込は10%で計算

月額利用料・税抜

13,500円

15,000円

月額利用料・税込
※税込は10%で計算

14,850円

16,500円

12か月分の利用料・税抜

162,000円

180,000円

利用者数・データ容量・現場数

無制限

無制限

導入時の初期サポート費用

要相談

要相談

12か月分の金額は、表の月額料金を12倍した利用料です。初期サポートや別途申し込む追加機能などの費用は含めていません。料金は変更される場合があるため、契約前に支払い方法と総額を確認しましょう。

協力会社の追加は人数課金なし、自社案件の管理は別契約

公式FAQでは、職人や協力会社を契約会社の利用者として追加しても、人数やデータ量による追加費用は発生しないと案内しています。参加する人が増えても、同じ現場の情報を共有しやすい料金体系です。

ただし、招待された協力会社が、自社で受注した別の案件も管理したい場合は、その会社自身の契約が必要です。「協力会社も無料」という説明だけで、どの会社の工事でも自由に管理できると考えないようにしましょう。

初期サポートと解約条件は月額料金と分けて確認する

料金ページでは、導入時の初期サポート費用は要相談としています。専属担当の支援、設定相談、職人向け操作説明会などは、サポートプランによって内容が異なります。初期費用が必ず0円とは判断できません。

公式FAQでは、月額・年間契約とも残りの契約期間の返金には対応しないと案内しています。解約の連絡期限、更新日、利用できる最終日を契約前に確認してください。

現場ポケットの評判・口コミ:写真整理への評価と動作への要望がある

アプリストアには、写真共有や報告書作成を評価する投稿と、動作の速さに改善を求める投稿があります。投稿者の端末・通信環境・利用時期が異なるため、自社でも同じ評価になるとは限りません。

良い口コミ:写真の移し替えや報告書作成が楽になった

App Storeのレビューには、スマホで撮った写真をアルバムへ保存し、パソコンでも確認できる点を評価する投稿があります(2020年6月19日)。別の投稿では、写真の整理や分類に使うタグが便利だと評価されています(2020年6月20日)。

報告書をスムーズに作れるようになったという投稿もあります(2020年6月21日)。写真の撮影から提出資料までを同じサービス内で進められることが、こうした評価につながっています。

気になる口コミ:動作のもたつきは自社の端末で試したい

同じレビュー一覧には、現場状況を把握しやすくなった一方、反応にやや時間がかかるとの投稿があります(2020年6月12日)。操作をもっと軽快にしてほしいという要望もあります(2019年7月8日)。

これらは過去の利用者個人の経験です。アプリの更新履歴には機能追加や不具合改善が掲載されているため、古い投稿を現在の不具合と決めつけることはできません。写真の送信、現場の切り替え、日報入力を、実際に使う端末で試す材料にしましょう。

公式導入事例:報告書作成と情報共有の改善が紹介されている

公式サイトの導入事例では、塗装業の株式会社JACKが、写真のサイズ調整や配置に時間をかけていた状態から、報告書作成を短縮したと紹介されています。写真をLINEで受け渡していたことも課題として挙がっています。

これは提供会社が紹介する事例であり、アプリストアの口コミとは区別して読む必要があります。削減時間をそのまま自社へ当てはめず、写真整理・入力・提出資料作成のどの工程を減らせるかに注目してください。

現場ポケットが向く会社:協力会社を含めて日々の記録をまとめたい会社

現場ポケットは、利用する人を増やしながら、写真・連絡・日報・工程をそろえたい会社に向いています。会社の人数だけではなく、次のような業務の困りごとがあるかで判断すると選びやすくなります。

  • 写真が個人のスマホやLINEに分かれ、過去の記録を探しにくい
  • 職人や協力会社へ利用権限を渡したいが、人数ごとの料金増加が気になる
  • 紙の日報を集め直し、現場別・職人別にExcelで集計している
  • 工程変更のたびに電話や個別連絡が発生している

たとえば、現場で写真と日報を登録し、事務員が同じ記録から報告書と集計表を作る運用なら、情報を集め直す手間を減らせます。導入時には、誰が何を入力し、誰が確認するかまで決めることが大切です。

一方、最大の課題が「材料費や外注費まで集計し、工事途中の利益を把握すること」であれば、その流れを優先して比べましょう。日報を出力できることと、費用を工事ごとの原価へ集計できることは、分けて確認する必要があります。

導入前の注意点:通信環境・支援範囲・データ出力を確かめる

写真の送信から報告書の出力まで、実務の流れで試す

操作説明を見るだけでなく、自社の現場写真と提出書式を使って試してください。電波が弱い現場や古い端末を使う場合は、写真の送信時間や入力内容の保存方法も確認したい項目です。

  • 普段扱う枚数の写真を撮影・送信し、事務所側で見られるか
  • 日報を入力し、必要な項目を現場別・職人別に集計できるか
  • 工程変更を、関係する職人や協力会社へ伝えられるか
  • 元請・施主に提出する書式へ、そのまま使える形で出力できるか

独自の帳票や他ソフトとの連携が必要なら、実際の書類を見せて、対応方法と追加費用を相談しましょう。どの項目を出力でき、出力後にどの修正が残るかまで確かめると、導入後の手作業を見積もれます。

無料の説明会と個別支援では条件が異なる

公式FAQでは、オンラインの自社導入セミナーと動画マニュアルを案内しています。専門スタッフによる個別の導入セミナーは有償対応とされているため、参加者・回数・実施方法を確認しましょう。

また、使い方が分からない場合は、平日9時から18時(祝祭日を除く)のサポート窓口が案内されています。職人に説明する人が社内にいない場合は、誰が初期設定や操作説明を担当するかを決めてから契約すると安心です。

解約後のデータ提供はなく、利用期間中の保存が必要

公式FAQでは、解約後に提供会社からデータを渡す対応は行わないとしています。長期保存が必要な写真・報告書・日報は、利用できる期間中に自社でダウンロードしてください。提供会社へ保存作業を依頼する場合は、別途見積もりとなります。

クラフトバンクオフィスとの比較:現場共有から原価・利益までの流れで選ぶ

両サービスは日報や写真など、扱う業務が重なる部分があります。比較する際は、機能の数だけでなく、現場で入れた情報を事務と経営でどこまで使いたいかを整理しましょう。

比較する業務

現場ポケット

クラフトバンクオフィス

現場での日常利用

写真・日報・トーク・工程を専用アプリで管理

スマホの日報、予定や日報提出のLINE通知、案件別の写真・文書管理

日報を提出した後

現場別・職人別に集計し、Excelへ出力

労務費・材料費・経費などを工事原価へ集計し、粗利を把握

事務・経営で使う情報

報告書、日報集計、顧客・案件情報など

顧客・案件、見積・請求・発注等の書類、原価、経営レポートなど

会社独自の運用

必要な書式・計算・他ソフトとの連携は個別に確認

会社の業務に合わせた設定・調整を相談。対応範囲と費用は個別確認

導入・運用の支援

オンラインセミナー、動画・マニュアル、問い合わせ対応。個別説明会等は条件・費用を確認

訪問・オンラインの画面説明、対面説明会、電話・チャットサポート

料金(2026年10月時点)

年間契約は月額13,500円、月額契約は15,000円(いずれも税抜)。初期サポート費用は要相談

導入内容に応じた個別見積もり

現場ポケットは、多くの職人や協力会社と、日報・写真・工程を定額で共有したい場合の候補です。日報の集計・出力も備えているため、現場共有だけのアプリとして扱うのは適切ではありません。材料費・外注費・請求までつなぐ場合は、必要な入力や連携を具体的に相談してください。

クラフトバンクオフィスは、現場情報を原価・利益の把握へつなげたい専門工事会社の選択肢です。労務費・材料費・経費などを原価へ自動集計し、経営者が案件ごとの収支を確認できます。日報を集めても、その後の原価計算を事務員が別のExcelで行っている会社では、集計の流れをまとめる方法として検討できます。

予定や日報提出を知らせるLINE通知、対面の説明会、電話・チャットによる支援も用意されています。会社独自の帳票や運用がある場合は、職人と事務員を交え、設定・調整の範囲と費用まで相談するとよいでしょう。

ほかの製品も比べたい方は施工管理アプリの比較記事、導入後の業務の変化を知りたい方はクラフトバンクオフィスの評判・導入事例も参考にしてください。

日報の集計から工事別の原価・利益把握まで、自社に合う管理方法をクラフトバンクに無料で相談してみる

よくある質問とまとめ:利用人数だけでなく、日報提出後の業務も比べる

現場ポケットは無料で使えますか?

アプリのダウンロードは無料ですが、業務での利用には契約とログイン情報が必要です。無料の操作体験セミナーは案内されていますが、無期限で全機能を無料利用できるという意味ではありません。試せる期間・機能は提供元へ確認してください。

写真管理だけでなく日報・工程管理にも対応しますか?

対応しています。日報は現場別・職人別に集計してExcelへ出力でき、工程表はスマホでも作成・変更・確認できます。自社の入力項目や提出書式に合うかを試すと判断しやすくなります。

原価・請求・利益までまとめたい場合は何を確認すべきですか?

日報の作業時間を労務費へ換算する方法、材料費・外注費の登録、請求書作成、工事ごとの粗利の確認までを一続きで見せてもらいましょう。対応の有無だけでなく、別のExcelへの転記が残るかも確認してください。

現場ポケットは、人数・容量・現場数を気にせず、現場の記録と連絡をまとめたい会社に向くサービスです。契約期間と支援費用を含めて料金を比べ、実際の端末・写真・日報・提出書式で使い方を確かめることが大切です。

日報の提出を整えるだけでなく、その後の原価集計や利益の把握も改善したい場合は、現場・事務・経営の担当者が同じ流れで使えるかを基準に選びましょう。

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